日本は今、国際的な大競争時代の中で、多くの分野で停滞あるいは弱体化し、国民は多くの不安を抱えている。この大競争時代の中で、国民の安全、生活の豊かさ、伝統的価値や文化などの国益を守り、かつ世界に伍していくためには、より効率的で自律分散した統治機構を確立することが急務である。なぜなら、20世紀には長所とされた中央集権、官僚主導、護送船団型の国家運営が、脱工業化と情報化が急速に進む今や成長の大きな妨げとなっているからである。
日本維新の会は、都市と地域、そして個人が自立できる社会システムを確立し、現下の窮状から脱却することにより21世紀を拓き、世界において常に重要な役割を担い続ける日本を実現する。
日本維新の会は、我が国の歴史と文化に誇りを抱き、良き伝統を保守しながらも、多様な価値観を認め合う開かれた社会を構築する。国からの上意下達に依ることなく、地域や個人の創意工夫、自由な競争によって経済と社会を活性化し、賢くて強い日本を構築する。
日本維新の会は、日本国が世界において名誉ある地位を占めることを実現する。世界に覇を求めず、平和と繁栄の増進に貢献するのが賢くて強い国である。日本維新の会は、「法の支配」、「自由主義」、「民主主義」等の価値を共有する諸国と連帯し世界の平和に貢献し、明治以来築き上げてきた技術基盤と技術革新力により文明の発展と世界の繁栄に寄与する。
日本維新の会は、国家再生のため、日本が抱える根源的な問題の解決に取り組む。決定でき責任を負う民主主義と統治機構を構築するため体制維新を実行する。その基本となる考えは以下の通りである。
1. 日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改正し、国家、民族を真の自立に導き、国家を蘇生させる。
2. 自立する個人、自立する地域、自立する国家を実現する。
3. 官の統治による行政の常識を覆し、「自治・分権」による国家運営に転換する。
4. 勤労世代を元気にし、世代間の協力と信頼の関係を再構築する。
5. 国民全員に開かれた社会を実現し、教育と就労の機会の平等を保障する。
6. 政府の過剰な関与を見直し、自助、共助、公助の範囲と役割を明確にする。
7. 公助がもたらす既得権を排除し、政府は真の弱者支援に徹する。
8. 既得権益と闘う成長戦略により、産業構造の転換と労働市場の流動化を図る。
日本維新の会は、平成24年9月に国政政党として発足し、党の綱領とそれに基づく基本政策である「維新八策」の実現をめざして衆議院議員選挙に挑みました。
結果として選挙区、比例区あわせて54議席、全国比例票は全政党の約20%にあたる第2位の1,226万票を集め、大きな一歩を踏み出すことができました。
また、奈良県内では議席を獲得することができずご期待にお答えすることはできませんでしたが、比例代表では207,695票を頂き、2位政党と11,600票の差をつけ、奈良県内では1位政党となりました。
このため、奈良県総支部では皆様のご期待に十分お答えできますよう、『地域密着』と『組織の強化』を掲げ日々活動して参ります。
奈良県総支部は、『奈良県の経済発展』及び『暮らしやすい地域社会の実現』ため、総支部一同邁進して参ります。
奈良県総支部は、維新八策の基本理念である『決定でき、責任を負う統治の仕組みへ』を奈良県民に広く周知すると共に、理解を得て、一般党員の普及拡大及び各級選挙での候補者擁立と候補者全員の当選をめざしてまいります。